「勉強」と「トレーニング」

勉強は、問題を間違えたところからスタートです。

 

間違えた問題について、採点時に赤でそのまま正答を記入してしまっては、

間違えた問題をほったらかしているのと同じです。

 

「直し」をするというのは、「赤で答えを書く」ということではなく、

「次からできるようにする」ということです。

 

 

できなかったところができるようになる、のが「勉強」であり、

できることろを繰り返し解く、のは「トレーニング」です。

「理解(勉強)」と「定着(トレーニング)」、

どちらも大切ですが、しっかり意識を切り替えることが重要です。

たいていの生徒は区別がついていないと思います。

 

「勉強」しているつもりがいつの間にか繰り返しの「トレーニング」になっていたり、

逆に「トレーニング」の中にも、

「直し」や、ほかにもちいさな発見、気づき、納得があるはずで、

そんな新しい「勉強」ポイントを強く意識して積み重ねていけると、

どんどんめきめき力がついていきますよ。

 

「机に向かっている時間」=「勉強時間」ではないんですね。

 

塾では「勉強」して、家で「トレーニング」をする。

そして、いずれ家でも、自身で「勉強」できるようになってほしいです。

 

そんなところを目標に指導しているつもりです。