「考え続ける」力

先日家族でボーリングに行きました。
初めに断っておきますが、私、ボーリングのセンスは全くありません^^
でも、たまにストライク、とかスペアとか出します。
この間は、1ゲーム目の最後の3投くらい全部ストライクでました✨

でも、次のゲームはまたボロボロスタートです。

なんでなのか、理由はわかっているつもりです。

考えて投げていないからです💦

ただただ力任せにいちおう真ん中めがけて投げているだけなので、
ストライクをとっても、ガターになっても、何も得るものがないんです。
次に活かし得ない。
当たり前です、何も考えていないから(^^;)

でもいいんです別に、家族で、子供とワイワイしながら、その時間が楽しいだけで、それが目的なので。

でも、勉強は違いますよね。

日々教えていて、感じることは、「学べない」子供たちが多い、ということです。

宿題だって真面目にとりくんで、多くの演習をこなし、おそらく学校の課題だってきちんと提出していることでしょう。

でも、そこから何も学べていない子が多いのです。

傾向としては、そのページ、その問題が何を問うているのか、考えながら取り組んでいない。つまり、その問題で何に気を付けながら解けばいいのかがわかっていないまま、問題数ばかり消化しているので、結局何ができるようになって、何がわかっていないのかが、わからないまま。

よく生徒さんたちには、言うんです。
同じ間違え方をして0点の子の方が、毎回違う間違え方をして50点とった子よりすぐに伸びるよ、と。

0点の生徒には、自分の中に考えがあって、そのルールの中で進めたら0点だったので、そのルールを正せば、きちんと得点につながるんです。
ルールに意識が向いているので。
まずいのは、この問題はこーやってみて、こっちはあーやってみて、つまりいつもその場の思い付きでしか、物事を考えられないパターンが一番伸びません。

昨今「考える力」と言われますが、「考え続ける力」、でしょうね、必要なのは。エンタメが、コミュニケーションが、瞬発力重視のものが多いように思うこの時代に、普段からじっくり考えて、じわりと楽しむ、そんな習慣を身につけることが大切かと思います。

小さいうちから塾へ通わせるより、ひーこら言いながら予備校みたいな小中学校へ進学させるより、まずは太い思考力(のベース)をしっかり日々の遊びのなかで、コミュニケーションのなかで身につけさせることの方が、よっぽど将来のためになる気がします。

そんな風に思って子育てしながら、先生しながら、
やっぱりモヤモヤすることがたくさんあります。

さあさ、今日もがんばろっと。