2025年のアーカイブ
英語の勉強は必要?
“He is birthday!”
先日高校生が修学旅行で海外へ行ってきたらしく、
お土産と共にいろんなお話をしてくれました。
上の一言は、旅行中に誕生日を迎えたらしく、現地でのどこかの店員さんとの一コマらしいです(^^)
英語を教えている身としては、もはや反省しかないフレーズなのですが、
でも、でも本当にいいことだなーと思いました。
なんて言うのか迷ったらしく、でも、上手く言えないから言わないのではなくて、
なんとかこのハッピーな1日を共有してほしい、というその気持ちがコミュニケーションですよね。
すごく楽しそうに話してくれたその空気が、一番彼のこれからの英語の学習を後押ししてくれるのものだと思います。
ところで、どうして英語を勉強する必要があると思いますか?
そもそも必要ですか?
これだけ技術が発達していて、ポケトークに始まり、
Google翻訳、チャットgptなど、読み書き含めてコミュニケーションの助けとなるものが、十分に、しかもそこそこの精度で揃っているように思うこのご時世、
学校の成績、受験の為、だけではもはや子供達の興味を向けさせ続けるのは難しくなっているように思います。
便利なガジェットやアプリの有効な使い方を教えた方がいいんじゃないの?
なんて思う子が増えて当然かと。
我々だってそうやって、面倒臭いことを一つ一つ手放してきて今があります。
親御様におかれましては、お子様たちと、小学生など低学年のお子様がいる場合特に、
改めてお話ししてみてはいかがでしょうか。
高校生など高学年の学生の君たちは、自分でもういちど考えてみて。
想像してみて。
上の修学旅行の一コマで、正しい文法で、ポケトークの画面を見せるのと、
自分の言葉と温度感で伝えることができることの違いを。
とはいえ、これは答えがある訳ではありません。
みんなそれぞれ目的が異なると思いますし、それでいいかと思います。
でも、どんなものであれ、目的を持てた子から、英語の学習へ前向き(気持ちも脳みそも)になれるのかと思います。
英語が必要なものであると教えるのではなく、気づかせてあげる、
そんなお話をぜひご家庭でされてはいかがかと、そんなふうに思います。
そのために塾はいかなる協力も惜しむことなく、準備してお待ちしています!
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結局考えない人は考えない
先生は立場上、というか環境的に、質問できる場が少ないです。特にお勉強に関しては。
なので当然ですが、自分で調べます。
最近は使えるものはなんでも使おうと、チャットgpt他AIも利用しています。
これって、質問の仕方で本当に得られる答えが変わってきて、ほしい答えを得るためには、やっぱりこっちが芯を食った質問しないといけないんですよね。塾でも指導の柱の一つに据えている「質問力」が鍛えられます。
そういった意味で、それらを利用していると、
もちろん新たな知識も得られる、
そしてそれを得るためにこちらの頭も整理する必要がある、
また場合によってはそれを疑ってさらに調べる必要もでてくる、
といった風に、二重三重に勉強になるんです。
めちゃくちゃ頭使います。
おすすめです。
でも、使い方を間違えると、結局ただの人任せになってしまいます。
AIに弱点を見つけてもらって、問題出してもらって克服して、、、なんか違いますね。
その弱点を指摘してもらうまでのやりとりを自分で導いて、必要な問題を作成してもらうまたは拾ってきてもらうなどして解決まで漕ぎ着けるならまだわかりますが、
大体は演習問題やテストの採点結果から、導かれたパターン内の話なんだろうし。
自分のことすらわからない、質問すらできない常に受け身の子たちが量産されて行くんじゃないかな。
頭を使って成長していく人と、その成果に便乗しているだけで、賢くなった気になって実は思考力がだんだんと低下していく人の差はどんどん広がっていくんだろうなと、そんな気がしています。
賢い人はどんどん賢く、一方で考えない人は結局自分では考えない、考えられない、
そんな二極化が進んでいく気がします。
怖いね。
使い方、間違えないようにしていこう。
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「考え続ける」力
先日家族でボーリングに行きました。
初めに断っておきますが、私、ボーリングのセンスは全くありません^^
でも、たまにストライク、とかスペアとか出します。
この間は、1ゲーム目の最後の3投くらい全部ストライクでました✨
でも、次のゲームはまたボロボロスタートです。
なんでなのか、理由はわかっているつもりです。
考えて投げていないからです💦
ただただ力任せにいちおう真ん中めがけて投げているだけなので、
ストライクをとっても、ガターになっても、何も得るものがないんです。
次に活かし得ない。
当たり前です、何も考えていないから(^^;)
でもいいんです別に、家族で、子供とワイワイしながら、その時間が楽しいだけで、それが目的なので。
でも、勉強は違いますよね。
日々教えていて、感じることは、「学べない」子供たちが多い、ということです。
宿題だって真面目にとりくんで、多くの演習をこなし、おそらく学校の課題だってきちんと提出していることでしょう。
でも、そこから何も学べていない子が多いのです。
傾向としては、そのページ、その問題が何を問うているのか、考えながら取り組んでいない。つまり、その問題で何に気を付けながら解けばいいのかがわかっていないまま、問題数ばかり消化しているので、結局何ができるようになって、何がわかっていないのかが、わからないまま。
よく生徒さんたちには、言うんです。
同じ間違え方をして0点の子の方が、毎回違う間違え方をして50点とった子よりすぐに伸びるよ、と。
0点の生徒には、自分の中に考えがあって、そのルールの中で進めたら0点だったので、そのルールを正せば、きちんと得点につながるんです。
ルールに意識が向いているので。
まずいのは、この問題はこーやってみて、こっちはあーやってみて、つまりいつもその場の思い付きでしか、物事を考えられないパターンが一番伸びません。
昨今「考える力」と言われますが、「考え続ける力」、でしょうね、必要なのは。エンタメが、コミュニケーションが、瞬発力重視のものが多いように思うこの時代に、普段からじっくり考えて、じわりと楽しむ、そんな習慣を身につけることが大切かと思います。
小さいうちから塾へ通わせるより、ひーこら言いながら予備校みたいな小中学校へ進学させるより、まずは太い思考力(のベース)をしっかり日々の遊びのなかで、コミュニケーションのなかで身につけさせることの方が、よっぽど将来のためになる気がします。
そんな風に思って子育てしながら、先生しながら、
やっぱりモヤモヤすることがたくさんあります。
さあさ、今日もがんばろっと。
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※満席になり次第募集を終了いたします。
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言葉
こんにちは。
先日小2の娘が口ずさんだ歌が、anarchyの歌でびっくりした先生です💦
車で流していたのを、ちゃんと聴いていたんですね😅
言葉って大事だと思います。
誰が書いたのかわからない言葉を、キレイな曲に乗せて、ただかっこよく歌うものより、その人の考えを、その人の言葉で表現した方がよほど意味があるし、響くと思います。
でもやっぱり子供には丁寧な言葉を、、、との、言っていることもよくわかります、ハイ💦
私も子供と車乗っている時は、さすがに歌詞が過激だったり、下ネタだったりすると、ちょっと曲飛ばしてみたり、無駄に会話始めてみたり😅
でも、でもです。周りにビクビクして、一様なことしか言えなくなってしまった場所に、本当に教育ってあるのかなって思います。
発するほうも恐らく、初めは窮屈に感じていたはずです。言いたいことを言えないその環境に。でもだんだんとマヒしてきますよね。結局は、その方がラクになってくるんでしょうね。責任も無いし。そして聞く方もマヒしてきます。可もなく不可もない言葉が、聞き心地が良くなってくる。するとなかなか言葉が入っていかなくなる。
自分の経験で、学んだこと、考えたことを、ちゃんと表現できるよう、そしてそこに自分も耳を傾けるよう、子供には教えていきたいと思います。
久々に、そんなことを伝えたくなりました。