「学び直すこと」で見えてきたこと。
このたび、児童発達支援士の資格を取得しました。
とはいえ、「資格を取ったから終わり」という感覚はまったくなくて、
むしろ今は、そこから改めて学び始めている感覚の方が近いです。
そして、本を読んだり、資料を見たりしていると、これまで出会ってきた生徒さんたちの顔が、何人も思い浮かびます。
「あの時、もっと別の関わり方ができたかもしれない」
「頑張らせようとしていたけれど、結果的に無理をさせてしまっていた部分もあったのではないか」
そんなふうに、思い当たる過去の場面を振り返ることも少なくありません。
教える仕事をしていると、どうしても「前に進ませたい」という気持ちが強くなります。
でも、進むスピードだけが大事なのではなく、
「今、その子がどんな状態なのか」
「どこで苦しくなっているのか」
「本当は何に困っているのか」
そこに目を向けることの大切さを、改めて感じています。
一方で、今回学び直していて、少し安心したこともありました。
それは、自分がこれまで大切にしてきた
「簡単に答えを与えない」
「考える前に誘導しすぎない」
という方針です。
私は昔から、「とにかく早く解かせる」「パターンで覚えさせる」というやり方に、強い違和感がありました。
もちろん、ヒントを出すことはあります。
でも、こちらが欲しい答えへ無理に誘導したり、考える前に答えを急がせたりすることは、むしろ避けてきたつもりです。
時間がかかっても、自分で考えて、「あ、そういうことか」に辿り着くこと。
その経験そのものが、学びの土台になると思っているからです。
今回の勉強を通して、そうした関わり方は、決して間違った方向ではなかったのだと、改めて確認できた気がしています。
ただ、だからといって「自分のやり方が絶対に正しい」と思いたいわけではありません。
むしろ逆で、学べば学ぶほど、子どもによって感じ方も、苦しさも、必要な関わり方も違うのだと感じます。
以前よりも、「こうあるべき」に縛られず、柔軟に考えられる場面が増えていく気がします。
教える側が決めつけすぎないこと。
それもまた、大切な支援の一つなのかもしれません。
これからも、勉強を続けながら、「答えを急がせない学び」を大切にしていきたいと思っています。