結局考えない人は考えない

先生は立場上、というか環境的に、質問できる場が少ないです。特にお勉強に関しては。
なので当然ですが、自分で調べます。
最近は使えるものはなんでも使おうと、チャットgpt他AIも利用しています。


これって、質問の仕方で本当に得られる答えが変わってきて、ほしい答えを得るためには、やっぱりこっちが芯を食った質問しないといけないんですよね。塾でも指導の柱の一つに据えている「質問力」が鍛えられます。


そういった意味で、それらを利用していると、
もちろん新たな知識も得られる、
そしてそれを得るためにこちらの頭も整理する必要がある、
また場合によってはそれを疑ってさらに調べる必要もでてくる、
といった風に、二重三重に勉強になるんです。
めちゃくちゃ頭使います。

おすすめです。

でも、使い方を間違えると、結局ただの人任せになってしまいます。


AIに弱点を見つけてもらって、問題出してもらって克服して、、、なんか違いますね。
その弱点を指摘してもらうまでのやりとりを自分で導いて、必要な問題を作成してもらうまたは拾ってきてもらうなどして解決まで漕ぎ着けるならまだわかりますが、
大体は演習問題やテストの採点結果から、導かれたパターン内の話なんだろうし。
自分のことすらわからない、質問すらできない常に受け身の子たちが量産されて行くんじゃないかな。

頭を使って成長していく人と、その成果に便乗しているだけで、賢くなった気になって実は思考力がだんだんと低下していく人の差はどんどん広がっていくんだろうなと、そんな気がしています。

賢い人はどんどん賢く、一方で考えない人は結局自分では考えない、考えられない、
そんな二極化が進んでいく気がします。


怖いね。

使い方、間違えないようにしていこう。