理系と文系

みんなどうしてそんな早いうちから、子供達を文理で分けたがるんでしょうか。

そういう分け方をするのは日本特有とも聞いたことがあります。日本の教育ってほんとに、決めつけて、管理するのが好きですよね。それでいてグローバルだ思考力だなんて言っているんだから、矛盾しまくりですね。

理系「科目」、文系「科目」があるのはわかるのですが、あまり早いうちから、「理系脳」やら、「文系人間」やらと、子供たちの内面まで決めつけないほうが良いと思っています。

少なくとも中学校くらいまでの学習内容なんて、理系脳も文系脳もないと思っています。高校での勉強とて、数学でいえば、大学受験レベルまで進んで、ようやく面白さがわかってくるくらいだと思うんです。勉強の仕方が異なるので、そこでどちらが好きか、は分かれるとは思いますが、基本的には、できるできないは、ただきちんとやってるかやってないかなだけ。

あまり早いうちからコース分けしてしまうのは、単にその方が管理しやすいから、または「受験」というイベントにおいて結果を出しやすい(業績を上げやすい)から、なだけであって、全く子供たちのためにはならないと思っています。むしろ子供たちにとっても、理系だ文系だ、と早々に分けられることで、諦めなのか安心なのか、色んな気づきのチャンスを摘んでしまいかねないと思っています。

もったいないですよ。本当の楽しさを知らないうちにさっさと見切りつけてしまうのは。

何が言いたいのかというと、、、

文理選択なんて、そんなんで子供たちの将来を左右するような、生き方まで決定してしまうような迫り方はせずに、

都度どの科目が好きか、どの科目の勉強の仕方が好きなのか、くらいで選ばせて、またそれが成長の過程において、いろいろな気づきにより進路が変わっていいと思うんです。学校や、そして我々塾も、それを尊重し後押ししてあげるくらいのスタンスでいるべきではないでしょうか。

学校において、それが学業であれ部活動であれ、生徒たちの主体性がなおざりにされ、また生徒たちの希望を抑え込み、自分たちの目指すところや、逆に手の届く範囲でまとめようとするなんてあってはならないことだと思っています。

今までいろんな相談を受けてきました。

本当にびっくりすることがあるんです。

いちばん近くにいる親御さまがしっかり見ていてあげてください。気になることがあったらご相談ください。一緒に考えましょう。

先生そんな風に思っています。

日曜日の息子との一戦。まだまだ負けません(^^)