怠け思考
一つ一つ、細かい問題を解決したその先に、
大きな問題の解決があります。
逆に言えば、
大きな問題に出くわしたときに、
問題を細かく細分化して考えることが、解決に導く力であり、
数学力であり、「考える力」ではないでしょうか。
一つの問題と向き合うときに、
手数が増えることを厭わないこと。
問題が解けない子は、
そういう意味で、怠けているだけの可能性が高いです。
「一手」で仕留めることしか考えられないので、
それが「できる」か「できない」かでおしまい。
違うんです。
仕留めるために必要な準備から、「解く」ことは始まっているんです。
思考が怠けてしまっていることに気づきましょう。
今世の中(特に娯楽において)は、思考を怠けさせる仕組みに溢れている気がします。
皮肉なもので、そういった仕組みを作る側の思考は、フル回転しているものです。
フル回転の思考で作られた仕組みに遊ばれて、
知らぬうちに、怠け思考の癖がつけられていく。
怠け癖のある脳みその方が、継続的に、依存的に、取り込みやすいからです。
なんか悔しくないですか。