2019年のアーカイブ

〇は▢の何倍か。

8は4の何倍か。

2倍。

きっとみんな答えられると思います。

 

そして、よくできました、と何の疑問もなく、進んでいってしまいます。

 

でも、どうしてそれがわかったのか聞いてみてください。

きっと2つに分かれます。

 

1.だって4×2は8だから。

2.だって8÷4は2だから。

 

1で答える生徒は注意が必要です。

たまたま整数でわかりやすかったら「2倍」という答えを出せた(発見できただけ)ということに気づいていない可能性が高いからです。

分数や小数、ましてや文字式が絡んでくると、きまってよくわからなくなってしまいます。

 

一事が万事、全てに同じことが言えます。

その場の答えが出ていれば大丈夫なわけではないのです。

 

先生が、

生徒たちの答えが正しかろうが、正しくなかろうが、

考え方を聞いて確認する理由は、

その一つは、

そこを見逃したくないからです。

 

特に小学生の算数のうちに、徹底して四則の計算を使い分ける習慣を付けておくことが

後の数学力に差のでるポイントになると思っています。

 

成長と真似

息子が自転車に乗れるようになりました。

前日に妻と猛(?)練習したようで、

すっかり上手になってました。

パパらくちんでいいとこ取り^^すみません。

 

今まであまり新しいことに積極的ではなかったように思う息子ですが、

先日のスノーボードといい、自転車といい、

なんだかどんどんできることが増えてきて見ていて頼もしいです。

 

「子は親の言うことは聞かないけど、親の真似はする」

どこかで読んだことある言葉を思い出しました。

やれやれ言うよりは、

大人がスノーボードを楽しんでいれば、やってみたくなるし、

自転車の色塗ってみたり、スタンド付けたり、

ビデオカメラ持って、持たせて、なんだか楽しそうに追っかけていれば、

興味も持つのでしょう、きっと。

 

お勉強も同じだと思っています。

 

勉強しろしろ言う大人が、周りでスマートフォンばっかりいじってたら、

そりゃ子供もそこに興味津々になりますよね。

 

そして教える人間が、楽しそうでないと、

そりゃ誰も話なんて聞きたくないですよね。

少なくとも私はそうでした。

 

勉強をするということは、

判で押したような毎日を、むずかしい顔して送るためではなくて、

どんどん楽しいことにトライして、家族と、仲間と、たくさん遊ぶためのはず。

けじめと、自由で整頓された思考をバランスよく持ち続ける、

そこにお勉強する本来の目的(特に中高生の勉強)があるんじゃないかなと。

 

先生いつも、ではないけれど、たまにそんな風に考えています。

 

スノーボード

この春息子がスノーボードデビューしました。

今までも雪山に遊びに連れて行ったことはあったのですが、

決してやろうとしなかった、スノーボードに初挑戦。

とりあえず直滑降^^

実は先生昔からスノーボードが好きで、

子供たちともいつか一緒に楽しめたらいいなとは思っていましたが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

意外とはやく実現^^

なんでも初めてはこわいものですが、

転んでもすぐ立ち上がってよく頑張っていました。

「なんでもっと早くやらなかったんだろ~」って

どこまで本気かわからないけど、うれしかったなー。

 

当然、

昔のように仲間と自由気ままに滑るのとは全く違いますが、

なんだか、

新しい技より、

(それでも一応行く前は、動画とかみてイメトレしてたんですけどね)

かっこいいウェアより、

(2,3年前に昔のウェアで浦島太郎のような気分を味わったので、

安物ながら一応店員さんが今風^^って言ってたパンツのみ購入)、

またひとつ新しい楽しみ方を発見できた気がします。

リフト乗るってはりきっていたのに、上ですっかり怖気づいた息子だっこして下ろしました。(ゴンドラでいちばん上まで行きたいと言ったときはハッキリ断りました^^)

 

ゲレンデでお昼食事して、

帰りに日帰り温泉立ち寄って入って、

高速のサービスエリアに眠気ざましの寄り道して、

たしか先生も父親に、小学生くらいまではこうやって毎年スキーに連れて行ってもらっていた気がするので、

してもらったことは、してやろうと、

そんな気持ちも改めて意識ました。

 

来シーズンはもうちょっとはやくスタートしようと思います。

 

でも冬は、受験期なんですよね^^

 

日曜、日曜日だけは、、、。

 

春期講習

こんにちは。

 

週末に息子たっての希望でドラえもんの映画を観に行きました。

正直、まあ寝てればいいかなくらいに思っていたのですが、とんでもない。

不覚にも三回ほど泣きそうに、いや泣きました。

想像力が豊かすぎるのか、単に涙腺がゆるみきっているのか^^

 

終わったあと、息子と話していたら、

「どこで泣いたの~??」

と笑われました。

 

そういえば息子は、びっくりするようなところで笑っていたっけ。

 

感じ方はそれぞれですね。

 

 

さて、今週から春期講習始まっています。

 

受講生の皆さん、また親御様、

日程の調整にぎりぎりまでご協力いただきありがとうございました。

 

毎年春は、卒業する生徒も、また新たな出会いも多い季節です。

今年も、新しく塾に通っていただく生徒さんもたくさんいらっしゃり、

これからまた一年楽しみです。

 

こうして数ある塾の中から選んでいただけるのは、とてもうれしいです。

一緒に頑張っていきましょう!

教材

近くの学習塾が、今期の受験をもって、

教室を閉じることになりました。

実はこの塾、私が中学生のころに通っていた塾で、

ここの塾長先生とは、卒業後15年ほどの年月を経て

僭越ながらも同業とならせていただいてからも、

いろいろと相談に乗っていただいたり、アドバイスいただいたりしていました。

私がこの仕事を始めた歳よりも全然若くして、0から塾を立ち上げられ、

新松戸の塾のいちブランドを築き上げた先生は、

言うまでもなく、私の数学好きの原点を作っていただいた先生であり、

尊敬と感謝しかありません。

閉じると決められてからも、様々なお計らいをいただき、

教室に呼んでいただいては、教材、備品、使えるもの(当然個人情報に関わるもの以外)は

持って行っていいとおっしゃっていただきました。

私もこうして小さいながら塾業を営む上で、思うのです。

一つ一つの教材、備品に、意味があり、思いがあります。

先生は残しておいても捨てるだけだから、とおっしゃってはいましたが、

様々な想いがあったはずです。無いわけがありませんね。

自分の為、生徒の為、選びながら、考えながら少しずつ増えていく教材は、

塾の財産のひとつだなと。

そしてまた今日、塾に着くとシャッターの前に一つの教材がありました。

とても古い参考書のようだったので、最初はいたずらかなと、、、(先生すみません。)

でも中に短い手紙があり、先生からだとすぐにわかりました。

年代的にたぶん先生が塾を始められたころの参考書だと思います。

これをいただいた意味を自分なりにしっかり受け止めて大切に持っておきたいと思います。

先生37年間、お疲れさまでした。ありがとうございました。

好み

コーヒーとビールが大好きです。

でもそんなにこだわりはなくて、

コーヒーなんてただ苦いのが好きって思ってたのですが、

最近どうやら自分は酸味があるものの方が好きなんじゃないかということがわかってきました。

おいしいと感じるのが、酸味があるものであることが多いらしく、

(実はコーヒーの酸味というのもよくわかっていませんでした。まあ今もそんなにわかっていないかもしれませんが)

とにかく、酸味ありのものを選ぶと自分の中で正解が多いようです。

今まで、レジで本日のコーヒーを選ぶ際に、何も考えずに「苦みとコク」が強いほうを選んでいたのですが、(響きがおいしそうだから)

思い返してみれば、なんでこんなに苦いんだろうとずっと思ってました。

自分でそれを選んでたんですね。

これからは勇気を出して、酸味がある方を選んでみようと思います。

そしてビールは今、「生」じゃないビールにはまっています。

これまたこれまで何も考えずに「とりあえず生」って何回言ってきたのだろうか。

まあ飲み屋さんなんかでは「生」の定義が必ずしも本来の「生」と一致はしていないようなのですが、

何も考えずに飲むよりはいろいろ知ると、また楽しみが増えます。

まだまだ自分のことも知らないことがたくさんあるんですね。

雪だ、、、

雪が降っております。

さあさあ帰ろう。

積もるかな〜

皆様、今日も1日お疲れ様でした。

早いものでもう明日から2月ですね。

さてさて、受験生、いよいよです。

みんながんばろうな!

おやすみなさい。

体調管理

皆さま先週はこの大切な時期に、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。

先生、物心ついてから初めてなんじゃないかと思うほど、かかったことがなかったのですが、

この度やってしまいました。

インフルエンザ。

体力が落ちているのかしら。

今週から通常通り復活しております。

もちろん受験生だけが気をつけるものでもありませんが、特にこの大事な時期、今後いっそう教室の快適さには気をつけていこうと、改めて思いました。

自分は大丈夫、なんて思わないことですね(^^)

教室では慣れないながらも温度、湿度の調整や、

アルコール消毒のスプレーなども設置しておりますので、皆さん協力して、みんなで乗り切って行きましょう!

よろしくお願いいたします。

大事な話

ご存知の通り、

掛け算、足し算は、順番が変わっても答えは変わりません。

 

でも、

「4人ずつ座った椅子が、5脚あります。生徒は何人いますか」

に対して、

4×5=20(4人/脚が5脚) と、

5×4=20(椅子5脚に4人ずつ)

は考え方が異なるのです。

 

どちらの考えも正解ですので、どちらでもいいのですが、

きちんと自分の式の意味を理解しているかどうかが重要です。

 

子供たちを見ていると、意味など考えずに、

問題文に「4」と「5」があるから、(今掛け算のテストだし)4×5=20

としか考えていない、考えられない生徒が多いのです。

 

要するに、文章題を解いている意味はなく、

ただの計算練習にしかなっていないのです。

 

足し算、掛け算のうちに、式の意味を理解する習慣をつけないと、

(引き算は小学校のうちは負の数が出てこないので、「大きいほうー小さいほう」と並べておけば、乗り越えられてしまいます。)

割り算に入ったときに、「出てきた順に割る」や「大きいほう÷小さいほう」、「整数になるほう」としか考えることができなくなってしまいます。

 

そして、いつまでたっても問題文の数字にしか目がいかないので、

文章を的確にとらえて、その意味を考えることができず、

四則を使い分けての式を立てられず、

結果的に、数学が、お勉強が、苦手になっていきます。

 

蔓延する「数学嫌いを作る学校の授業」のような記事に踊らされて、

安易に「どちらでもいい」と言ってやらないでください。

学校の教え方だけがすべてじゃないよ、と言ってやらないでください。

その意味が分かる子には、とてもいいアドバイスになりますが、

多くの場合は、逃げ道になるだけで、学校不信を煽るだけです。

 

先生のお話をよく聞いて、問題文をよく読んで考える。

その代わり先生だって、教科書読むだけじゃなくて、必死にその「意味」を伝えないといけないし、生徒の頭の中の「思考」を捉えないといけません。

 

中高生も当たり前なのですが、特に小学校の算数、うちでやる子たちには、

ちょっと面白くないかもしれないけれど、

だいぶうるさく感じるかもしれないけれど、

 

先々役立つ安定した学力のベースを作っていこう、

そんな思いで教えております。

 

子供たちには伝わりにくいのと思うので、

せめて親御様にご理解いただければ、心強いです。

頑張っていきましょう。

授業の密度

生徒たちを見ていると、2つのステップがあります。

質問を「できない」子供たち。

そしてその次。

質問をすることに慣れすぎて、「自分で考えない」子供たち。

 

前者に対しては比較的声をかけやすいので、対処しやすいのですが、

後者に対しては、ともすると職務放棄のような印象を与えかねないので、

指摘されることは少ないのではないでしょうか。

 

要するに、「どんどん聞きにおいで」は言いやすいけど、

「そんなもん自分で考えろ」は言いにくいのです。

特に塾の先生の立場では^^

 

でもみんな覚えといて。

僕に、誘導すらされずに、「くだらない質問するな」って言われたら、

「あ、ぼくもそのレベルにきたのね」って思ってください。

質問くれた君たちの読解力、理解力を見込んで、そう言っています。

偉そうに聞こえるかもしれませんが、

先生も教えちゃった方が楽ちんなんです、本当に。

授業としても、一見成立しているように見えやすいんです。

でも、それじゃ伸びないんです。

 

みんな、情報があふれるこの世の中、自分で調べることはいくらでもできます。

信憑性に欠けるものがあれば、いくつか比べてみればよいのです。

 

みんな普段から、

わからないところは聞く前に調べる習慣、考える癖、つけていこう。

 

そして、授業の密度、高めていこう!