マイナスからのプラス
5月いっぱい対面授業を控え、オンライン授業のみの実施といたします。
導入後2週間ほどで多くの授業を行い、
自分がいかに逃げていたかを感じています。
授業は思っていた以上に違和感はないです。
オンライン授業ならではのメリットをまだ活かしきれていないかもしれませんが、
とりあえず、授業内容としては対面授業と変わらないものを提供することはできます。
「授業は対面」と拘り、
もちろん今でもその必要性は変わらず感じていますが、
あらゆる可能性を横目に、試しもせずここまで来たのは、
今思えば逃げですね。
そして、
この新型コロナ禍において、見えていなかったものが見えてきました。
授業形態の可能性もひとつ、
またそこで、教室での授業とは異なった反応を見せる子供たちの一面もひとつ、
何より
自分がいかに繰り返される日々に安心しきっていたのか、自分の甘さもまたひとつ。
毎日一生懸命子供たちと向き合っているつもりでも、
一年たてばやっぱり踏襲できるものにのっかってどこか怠けていたのかもしれません。
この非常時であれ、
あの手この手で、もともとできていたことを同じように再現できて、
ようやくなんとかゼロスタート。
ただそれではなんの成長もないし、うれしくも楽しくもない。
同じことを手間数増やしてやるだけだから、つらさしか残らない。
言ってみればこの状況、強制的に下げられた1歩、2歩であるかもしれませんが、
改めてそこから1,2歩進んでもスタート地点に戻るだけなんですね。
新しい可能性を見出したら、それを活かして「できなかったこと」を「できる」ようにして初めてプラスになるのですね。
足元しっかり見据えて、また可能性を探る。
一歩下がって二歩進む、くらいのつもりで、
バランスよく挑戦していかなければいけないと改めて気持ちを引き締める、
そんな土曜の夜です。