よく考えよう。

トレーニングで腕立て伏せしながら、

この腕のカクカク曲げ伸ばし、将来どこで役に立つんだろう、

なんてこと考えませんよね。

 

ダイエットでバランスボールにまたがりながら、

いったいこの先の人生のどんな場面で、

こんなボールの上でバランスとることがあるんだろう、

なんてことは考えませんよね。

 

当たり前に、その反復により鍛えれた体を他で活かすために、

体から無駄なもの出して、すっきり美しい体を作るために、

行っているのです。

 

勉強、特に数学も同じで、

連立方程式、関数、微分積分、ベクトル・・・

どこで役に立つんだろう、なんて考えること自体意味ないし、無駄です。

 

学習の過程で鍛えられた脳みそを

生きていくうえで役立てましょう。

 

体を鍛えるためなら、腕立て伏せ以外にもいろいろあるだろうし、

ダイエットだって一通りではありません。自分に合う方法探せばいいと思います。

なにも決まった方法でやらなければいけないわけではありません。

 

勉強だって、いわゆる「数学脳」のような、論理的に思考を組み立てる力を育めるのであれば、別に学校の勉強だけがすべてではないと思っています。

 

ただ、学校に行く以上どうせなら、今のところどうしても評価基準になってしまっている「数学」で、トレーニングした方が無駄がなくていいんじゃないでしょうか。

 

また、余談ですが、

「飲むだけで痩せる」とか、「テレビ観ながら楽して腹筋バキバキ」なんて

ちょっと手を出しにくくないですか。

どっかのジムで無理やり体つくりこんでも、リバウンドが大変らしいって、みんな感付くんです。

本当の意味での改善になってない。

結局は自分次第だって。

でもこれ勉強になると、とたんにみんな手を出してしまうんですね・・・。

 

ともあれ、目先の役に立つ、立たないだけの幼い判断で、

将来の選択肢を狭めるのは本当にもったいないことです。

 

教える側の人間が、本来もっともっと教えるべきなのは、

そういった「目的意識」なんだと思っています。