〇は▢の何倍か。

8は4の何倍か。

2倍。

きっとみんな答えられると思います。

 

そして、よくできました、と何の疑問もなく、進んでいってしまいます。

 

でも、どうしてそれがわかったのか聞いてみてください。

きっと2つに分かれます。

 

1.だって4×2は8だから。

2.だって8÷4は2だから。

 

1で答える生徒は注意が必要です。

たまたま整数でわかりやすかったら「2倍」という答えを出せた(発見できただけ)ということに気づいていない可能性が高いからです。

分数や小数、ましてや文字式が絡んでくると、きまってよくわからなくなってしまいます。

 

一事が万事、全てに同じことが言えます。

その場の答えが出ていれば大丈夫なわけではないのです。

 

先生が、

生徒たちの答えが正しかろうが、正しくなかろうが、

考え方を聞いて確認する理由は、

その一つは、

そこを見逃したくないからです。

 

特に小学生の算数のうちに、徹底して四則の計算を使い分ける習慣を付けておくことが

後の数学力に差のでるポイントになると思っています。