2018年10月のアーカイブ

時間

「飛脚の時代は一カ月待てたものが、

郵便を一週間待てなくなり、

メールになり一日も待てなくなった。」

以前、近所のお寺さんの前にこんな言葉がありました。

 

いま最後に加えるなら、「LINEでは一時間も待てない。」

 

といったところでしょうか。

 

子供たちを見ていると、

考える(ねばる)時間も同じように短くなっきているように思います。

 

特に読解力、文章力そして説明力に乏しさに表れているようです。

 

日々の生活の中でもう少し、映像や擬態擬音ばかりでなく、

活字と触れあい、静かにゆっくりと目の前の世界観に浸り楽しみ、ときに悩む、

そんな時間を持てたらいいですね。

 

本来日本語には、「行間を読む」という習慣、楽しみがあります。

これは他の言語には見られない(らしい)独特の楽しみであり、文化です。

 

言葉選びだって、

「ありがとう」と言わずに「すみません」なんて、

17文字しかないのに、「夏」を「夏」と言わずに「蝉しぐれ」(違っていたらすみません)なんて、

 

まどろっこしく感じますが、日本人てそういうものなんですよね。

そういう遊びのある言葉なんですね、日本語は。

 

楽しむには、時間がかかるんです。

その分、共有できた時の楽しさも時間かけて味わえるものです。

 

もう少し、時間を掛けることの楽しさを意識してみてはどうでしょう。

 

時代に取り残される心配なんて必要ないですから^^

どうせ、もうすでにみんな大きな流れの中で生活しているんです。

時がくれば、ブラウン管から卒業して、手元の携帯電話もスマートフォンに進化するんです。もちろん消費税だって3,5,8%そして、ね、しっかり取られるんです^^

そんな中で人よりちっちゃく一歩先に出ようとするより、

みんなが手放して忘れていきがちな大切なものを

しっかり捕まえて流れていきたいですね。

 

落とし物に後から気づいたら大変ですからね。

 

先生、最近そんな風に思っています。

 

ふと、

こんな風に生きていきたいな、なんて。

 

 

授業前に聴いていたらふとそんな気持ちに^^

 

そして、良い曲聴くとみんなにも聴いてほしくなっちゃう

そんな初秋の昼下がり。

 

さあ、きょうもがんばろう!