時間
「飛脚の時代は一カ月待てたものが、
郵便を一週間待てなくなり、
メールになり一日も待てなくなった。」
以前、近所のお寺さんの前にこんな言葉がありました。
いま最後に加えるなら、「LINEでは一時間も待てない。」
といったところでしょうか。
子供たちを見ていると、
考える(ねばる)時間も同じように短くなっきているように思います。
特に読解力、文章力そして説明力に乏しさに表れているようです。
日々の生活の中でもう少し、映像や擬態擬音ばかりでなく、
活字と触れあい、静かにゆっくりと目の前の世界観に浸り楽しみ、ときに悩む、
そんな時間を持てたらいいですね。
本来日本語には、「行間を読む」という習慣、楽しみがあります。
これは他の言語には見られない(らしい)独特の楽しみであり、文化です。
言葉選びだって、
「ありがとう」と言わずに「すみません」なんて、
17文字しかないのに、「夏」を「夏」と言わずに「蝉しぐれ」(違っていたらすみません)なんて、
まどろっこしく感じますが、日本人てそういうものなんですよね。
そういう遊びのある言葉なんですね、日本語は。
楽しむには、時間がかかるんです。
その分、共有できた時の楽しさも時間かけて味わえるものです。
もう少し、時間を掛けることの楽しさを意識してみてはどうでしょう。
時代に取り残される心配なんて必要ないですから^^
どうせ、もうすでにみんな大きな流れの中で生活しているんです。
時がくれば、ブラウン管から卒業して、手元の携帯電話もスマートフォンに進化するんです。もちろん消費税だって3,5,8%そして、ね、しっかり取られるんです^^
そんな中で人よりちっちゃく一歩先に出ようとするより、
みんなが手放して忘れていきがちな大切なものを
しっかり捕まえて流れていきたいですね。
落とし物に後から気づいたら大変ですからね。
先生、最近そんな風に思っています。